バイク車検の完全ガイド!点検項目と準備のポイント
バイクを所有している限り避けられないのが「車検」です。とはいえ、何を準備すればいいのか、どんな点検が行われるのか、よく分からないという方も多いはず。この記事では、バイクの車検に必要な知識と準備のすべてを、できるだけわかりやすく解説します。

車検は、単なる「通過儀礼」ではありません。大切な愛車をこれからも安全に乗り続けるための健康診断のようなものです。たとえば人間で言うと、定期的な健康診断や人間ドックのようなもの。早めに問題を見つければ、大きなトラブルを防ぐことができます。
ぜひこの記事を参考に、万全の準備でスムーズな車検を迎えてください!
いつもお読みいただきありがとうございます。快適な旅をするための情報発信をしています。メンテナンスや装備品、ツーリングに関する情報、バイク旅を快適にするための情報をライダー目線でお届けしています。今回もぜひ最後までお楽しみください!
目次
- 車検とは?基本の仕組みをおさらい
- ユーザー車検とショップ車検の違い
- 車検でチェックされる主な項目
- 車検前に自分で点検・整備できる箇所
- 準備しておくべき書類と当日の流れ
- あると便利な車検対策アイテム
- まとめ:安心の車検で快適なライディングを
車検とは?基本の仕組みをおさらい
バイクの車検とは、国が定める安全基準に適合しているかを定期的に確認する制度のことです。正式には「自動車検査登録制度」と呼ばれ、原則として排気量250cc超のバイクに適用されます(250cc以下は車検不要)。
新車購入時は3年後、それ以降は2年ごとに受ける義務があり、これを怠ると公道を走行できません。また、自賠責保険や重量税などの更新も車検時に同時に行います。
250cc以下のバイクも定期メンテナンスを怠ると重大事故につながります。12か月の点検や2年点検をバイク屋さんや用品店でしていることがあるので、しっかり予約をしてから向かいましょう。1日がかりで見てもらうことが多いです。メンテナンス内容によっては数日入院します。
ユーザー車検とショップ車検の違い
車検を受ける方法は主に2つ。「ユーザー車検」と「ショップ車検」です。
ユーザー車検は、自分で陸運支局にバイクを持ち込み、検査を受ける方法。費用は抑えられますが、整備や書類の準備などにある程度の知識と労力が必要です。また、検査項目もかなり細かくチェックされるので、事前に調べることが多いです。時間は半日~1日かかります。
ショップ車検は、バイクショップや整備工場に依頼する方法で、整備士が点検・整備・持ち込みまでを行ってくれるため安心感があります。ただし費用は高めです。専門のスタッフが整備するので安心です。メンテナンスのオプションンによっては1~2週間の預かりになることもあります。
車検でチェックされる主な項目
検査では、以下の項目が法的基準に適合しているかを確認されます:
- 灯火類(ヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプ)
- タイヤの溝と空気圧
- ブレーキの効きとパッドの残量
- 排気音と排ガスの基準値
- スピードメーターの動作確認
- ハンドルや車体の状態(改造の有無など)
カスタムパーツが装着されている場合、基準外だと不合格になることもあるため注意が必要です。車両の大きさなどに引っかかるとその場では治せないので必ず車検を受けられる状態で道路を走行しましょう。
車検前に自分で点検・整備できる箇所
事前に自分で確認しておくことで、車検通過の可能性が高まります。以下の点をチェックしましょう:
- 電球切れがないか
- ホーンが正常に鳴るか
- タイヤの空気圧と摩耗
- チェーンの張り具合と注油
- オイルやブレーキ液の量
- ナンバープレートの角度と視認性
洗車しておくことで故障が見つかりやすく、印象アップに効果的。ナンバー灯の点灯確認も忘れずに。
準備しておくべき書類と当日の流れ
車検当日に必要な書類は以下のとおりです:
- 車検証⇒ユーザーが用意
- 自賠責保険証(更新済みのもの)⇒ショップならお店で発行してもらえる
- 納税証明書(軽自動車税)⇒毎月5月末までに払った証明書。
- 点検整備記録簿⇒ユーザー車検だと車検場で用紙を受け取る
- 自動車重量税納付書⇒ユーザー車検だと車検場で用紙を受け取る
当日は陸運局に予約時間前に到着し、受付→検査→合否判定→新しい車検証とステッカーの交付、という流れになります。車検には必ず予約が必要です。もし予約をしていない際は車検場の受付を行ってから順番が後回しになります。
あると便利な車検対策アイテム
製品名 | 用途 | 価格帯 | リンク |
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LEDテスター | 灯火類の明るさと点灯確認 | 〜3,000円 | リンク
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トルクレンチ | ナットやボルトの締め付け確認 | 3,000〜20,000円 | リンク
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チェーンクリーナー | チェーン清掃と注油 | 1,000〜2,000円 | リンク
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これらのアイテムがあると、事前点検を自分で行いやすくなります。トルクレンチに関してはサービスマニュアルを見ながら確実に行ってください。使い方を間違えるとバイクも道具も破損します。私はドライバーとボックスレンチ(私物)を壊しました。
まとめ:安心の車検で快適なライディングを
- 車検は愛車の安全確認:定期点検としての意義を理解しよう
- 準備が合否を左右する:書類と整備はしっかりと
- 必要に応じてショップ活用:知識が不安ならプロの手を借りるのも一手
バイクの車検は、少し準備するだけでスムーズに通すことができます。自分でできる部分とプロに任せる部分を見極めて、安全で快適なライディングを続けましょう!
今回は少し長めの記事になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。あなたのバイクライフがもっと快適で楽しいものになりますように。今後も役立つ情報を発信していきますので、ぜひまたお立ち寄りください!